ちまき
少しばかり季節の話題を。
わたしの住む鹿児島ではしばしば季節の行事を旧暦で行うことがありまして、ちょうど今の時期ぐらいから端午の節句となります。そのときに出されるものが『灰汁巻き』です。読みは『あくまき』。幼い頃は『ちまき』と言っていて、童謡で歌われている「ちまき食べ食べ兄さんが~」の歌のちまきのことが灰汁巻きだと勘違いしておりました![]()
どのような物かといいますと、一晩あく汁に漬けておいたもち米を竹の皮に包んで(時代劇でおにぎりが竹皮に包まれているのと同じ感じ)、それを灰汁で炊いたものが『あくまき』です。もち米がほとんど粘化して、半透明でぶよぶよべたべたしたお餅のような表現しにくい食べ物ができあがります。‥‥この説明だけだとすごくまずそうだなぁ
説明が難しいのでWkipediaで調べてみるものよろしいかと。知り合いの家庭ではあく汁で使う灰にもこだわっていて、わざわざ山に入ってお目当ての木を切って灰を作っていたりと、家庭によってこだわりがあったりします。最近はスーパーで『あくまきセット』なるものが売ってますけどね。
あくまき自体に味はないので、きな粉や黒砂糖などをかけて食べます。わたしはかなりこの『あくまき』が好きなのですが、どうも好き嫌いが分かれるようで、苦手としている人も多いように思えます。えぐみがあるらしいのですが、好きな人間にはそのえぐみがわからないんですよね。
でこの『あくまき』。関ヶ原の合戦の頃には存在していたらしく、戦の保存食として使用されていたらしいです。手持ちの資料には保存が二・三ヶ月可能と書いてありますが、Wkipediaでは常温で1週間とあります。おそらくWkipediaが正しいと思います。母が就職したてのころに手作りあくまきがダンボールで送られてきたけど、カビが生えていて取るのが大変だったと言っていましたから(笑)。スーパーで売られているものは真空パックされているのできっと二・三ヶ月は軽く大丈夫!
そろそろ祖母が作った『あくまき』が恋しい季節です。
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